キングヘイローは、クラシック候補として注目されつつもこれといった戦績は挙げられない、なのに出走すれば人気上位となる不思議な馬です。
印象に残るレースは、2000年高松宮記念でした。関係者が馬の持つ可能性をあきらめずに続けた挑戦が、とうとう実を結んだのです。4頭が横一列に並ぶ接線となりましたが、大外から飛び出したキングヘイローが11度目の参戦で1着となりました。キングヘイローが競走馬として着実に成長を遂げたと確認できた瞬間でした。