HOMEサラブレッド雑学 > 芸能人やスポーツ選手がオーナーとなっているサラブレッド

2016年・2017年のJRAの主役は間違いなく「キタサンブラック」でしょう。2016年にはG1の天皇賞(春)とジャパンカップ、2017年には大阪杯、天皇賞(春秋)、有馬記念それぞれを制覇し、両年のJRA賞年度代表馬も獲得しています。

間違いなくキタサンブラックはJRAのこれまでの歴史の中でも、ナリタブライアンやディープインパクト、オリフェーブルやオグリキャップと並ぶ名馬と言えるでしょう。そして生涯獲得賞金の18億7684万3000円は歴代最高記録を更新しました。

さらに驚きなのは、G1覇者名馬のオーナーが演歌の大御所である北島三郎の愛馬だということです。実は北島三郎は馬主歴47年のこれまで170頭以上のサラブレッドを所有してきたベテランオーナーなんです。

北島三郎の他にも芸能人が馬のオーナーとなっています。ここでは、北島三郎を含めて4名の芸能人馬主をご紹介します。

芸能人馬主の筆頭と言えば間違いなく演歌界の大御所の北島三郎でしょう。北島三郎は1963年から馬主として活動し今年(2018年)で55年です。これまで170頭以上のサラブレッドを所有してきました。

これまで所有してきた代表的なサラブレッドと言えば、キタサンミカヅキ(戦歴:35戦6勝・獲得賞金:1億4,223万円)やキタサンサジン(戦歴:13戦3勝・獲得賞金:5,756万円)などがいますが、中でも一番の代表馬といえば、キタサンブラックでしょう。

キタサンブラックほそれまで所有してきたサラブレッドとはレベルが違います。年間24レースしかないG1と呼ばれる重賞レースを7度も制覇した馬で、これはJRA最多タイ記録となっています。もっとわかりやすく言うと、キタサンミカヅキやキタサンサジンの獲得賞金を合わせても1億9,979万円ですが、キタサンブラックは1頭で生涯獲得賞金が18億7684万3000円です。その差16億7,705万円もあります。この獲得賞金は、これまでのJRAの歴史の歴代最高記録となっています。競馬に疎い人でもどれくらい凄いサラブレッドなのかわかりますよね。

2018年に入りキタサンブラックは引退してしまいましたが、凄い成績を残したサラブレッドは引退しても種馬として活躍します。この種馬ですが、ある程度成績が優秀なサラブレッドの一度の種付けでも5,000万円や1億円は当たりまえ。キタサンブラックほどの名馬になると1億5,000万円~2億円くらいはいくのではないでしょうか?引退しても稼げるって、とても凄いことですよね。

また、北島三郎は自分がオーナーのサラブレッドがG1レースで優勝すると、インタビューの際に代表曲『まつり』を熱唱することでも有名で、これまでキタサンブラックしかG1レースで優勝の経験はありませんが、それでもキタサンブラックはG1レースで7度も優勝しているので、7回も『まつり』を熱唱しました。

横浜ベイスターズ(現DNAベイスターズ)とシアトルマリナーズで大魔神と呼ばれ活躍した元プロ野球選手の佐々木主浩も馬主として活動している1人です。野球選手を引退した翌年の2006年から馬主になっています。

馬主歴はまだ12年の佐々木主浩ですが、すにでG1レースで5勝しその他の重賞レースでも6勝を上げています。北島三郎がG1レースを制覇するのに50年掛かったことを考えれば、とても凄いことですよね。すでに獲得賞金は20億円を超えています。

まず一番最初に所有したサラブレッドのアドマイヤマジンがいきなり5勝し7,526万円稼ぎました。

初めて重賞で勝利したのは馬主となって5年目の春で、G3レースのクイーンカップでヴィルシーナが、G3レースの阪急杯でマジンプロスパーがそれぞれ優勝しています。

初めてのG1制覇は2013年5月12日。ヴィクトリアマイルでヴィルシーナが優勝し初のGI競走制覇を果たしました。このヴィルシーナは翌年のヴィクトリアマイルでも優勝し連覇を果たしています。

2016年にはヴィブロスが秋華賞を制覇。17年には前年の秋華賞を制覇したヴィブロスが海外レースのドバイターフを制覇。同じく2017年にはシュヴァルグランがジャパンカップを制覇しています。

演歌歌手の前川清も馬主として活動しています。これまで50頭ほどのサラブレッドを所有し、G1レースを制覇したこともあります。獲得賞金は10億円ほどです。

これまで所有してきた代表的なサラブレッドと言えば、ヒゼンホクショー(戦績:36戦4勝・獲得賞金:9,945万円)やヒゼンマサムネ(戦績:15戦5勝・獲得賞金:6,814万円)などがいますが、一番の代表馬は、自身の曲『恋歌』からつけたコイウタです。

コイウタは2007年のG1レースのヴィクトリアマイルを制覇したG1馬です。生涯戦績が21戦5勝、生涯獲得賞金が2億3,629万円です。

おニャン子クラブやAKB48のプロデューサーでもある秋元康も馬主だったことがあります。全部で6頭のサラブレッドを所有しましたが、ゴールドディスクという馬以外は未勝利。早い段階で馬主業から撤退しています。

ページ上部へ戻る